監督:Alain Resnais

内容はなんとも言えないけど、モンタージュってこういうことなんだなと。たんたんと、アウシュビッツで起こったことを順に語り続ける冷ややかな声が印象的。
最後の死体の連続には言葉がない。Victor E Franklの書いた『夜と霧』を読んだとき以上の衝撃だった。

けどやっぱり、アウシュビッツで起こったことは、自分の中ではお話であることは否めない。この酷い映像を見ていると、これが本当に起こったことなのかどうかも疑ってしまう自分がいる。確かに世界の大部分の人が、アウシュビッツと聞けば『収容所』という言葉を連想するだろう。けど、これが創られた話だったらとか考えてしまう。本当にあったんだろうけど。あったに違いない。